29日の9時過ぎです。受付係を買って出た住田君、参加費と弁当代を徴収し組み合わせ抽選を行う事務を、テキパキとこなします。山口さんも参加者のしおりを渡しながらそれを手伝います。締め切り時刻までに参加登録を済ませたのは32人になりました。 | 対局開始!この試合開始直後のピーンとした独特の緊張感の中でピシリと響く駒音、何度味わっても心地よいものです。 |
大会の成功はつまらないトラブルの発生を抑えるスムースな運営が一番。監事の久川さんの手慣れた対応、運営に関する適切な進言は、大会成功の重要な要因の一つとなりました。 忙しい時間が続きました。写真は、忙中閑あり、対局を終えた貫島君に“ペン回し”の特技について手ほどきを受ける久川さん。 |
11時半過ぎです。32人の中から決勝トーナメントに進む16人に絞り込む予選が佳境に入っています。立って観戦しているのは、初田さん。対局開始宣言とほぼ同時に会場に到着しましたが、区切りのよい32人での予選組み合わせが完了していたこともあって追加の組み合わせができませんでした。申し訳ないことをしました。 |
2勝者、2敗者から昼食休憩に入っています。「おにぎり2個程度の簡単なものかと思ったら、しっかりとした量と質の弁当で、感激しました」とは、最後に予選通過を決めた中川さんの感想。 | 予選通過をかけて激突する上岡さんと熊谷さん。どちらも優勝候補と見られていた選手ですが、予選で1勝1敗同士、で当たるとは、厳しい大会です。結局熊谷さんが勝ち、上岡さんはまさかの予選敗退となりました。 |
1勝1敗同士の激戦、辛くも勝って、思わず笑顔でお茶の蓋を開ける藤里さん。時計を見れば時間切れ寸前。相手の北野さんは時間を15分近く残し、持ち駒も駒台に豊富、北野さんにとっては残念な敗退となりました。 手前は、この将棋に勝って2勝1敗で予選通過を決めた柿本さん。 |
2時、激しい予選を通過した16人による決勝トーナメントが始まりました。 左の奥で腕組みするのは久川さん。大会の進行が順調に決勝トーナメントまでこぎつけて一安心です。 |
ベスト8の激突です。右奥が中谷・貫島戦、左奥が藤原・田中戦、右手前が石井・徳田戦、左手前が久木・熊谷戦。 | 愛用のデジカメをぶら下げてほほ笑む山口さん。「メモリーを入れるのを忘れてきた」と。山口さんの言う「メモリー」とは、メモリーカードのこと。以前、山口さんがこのメモリーカードのことを「ネガ」と呼んでいましたが、デジカメはフィルムのカメラと違い色が逆(ネガティブ)に記録されているわけではないので、とても強い違和感を覚えました。それが今では「メモリー」と、アナログからデジタルへ進化する山口さん。 |
予選落ち選手による親善戦です。こちらの方もかなりレベルが高い将棋が続きました。 | 4時。いよいよ準決勝が始まりました。奥が中谷・徳田(先手)戦、手前が久木(先手)・田中戦。中央で記録を取るのが石井君と貫島君。 |
新春将棋大会の行われた谷野道場がある谷野邸。屋外は冷たい風が吹きわたっていましたが、対局場内は暖房もさることながら、熱気に満ちていました。 | 左から、親善戦準優勝の沖さん(岡山)、優勝の岡田さん(岡山)、3位の山田さんです。岡田さんには金一封、さらに3人には鳥取の松本さんからの海の幸が贈られました。 |
5時過ぎ、決勝戦が始まりました。向かい飛車穴熊(田中)対左美濃(徳田)の戦形。持久戦の様相です。 床の間に腰掛け、“お疲れ”モードの人がいます。 |
対局者以上に苦しそうな観戦者。まるで感染者のようです。 |
3位決定戦の中谷・久木戦も大詰め、ギャラリーが集まってきました。 | 左から徳田さん(準優勝)、田中さん(優勝)、中谷さん(3位)、谷野席主です。金一封は3位まででしたが、4位〜8位までは鳥取の松本さんからの海の幸が贈られました。松本さん、ありがとうございました。 親善戦は岡山勢、本戦は山口勢が、それぞれ1、2位を占め、他県の選手向けの“おもてなし”大会のようでした。 |