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7月25日 例会

2015年7月25日

熱したフライパンの上に載せたバター片が溶けるように、将棋盤の上に載った駒も溶けてしまうのではないかと思えるような暑さの中、“そんなの関係ない”と、7月25日も元気な方々が集まりました。よく見れば、子供たちの数がとても多いかわりに、大人たちの髪(失礼、キーボードの打ち損じです)、いや、影が少し薄い。






             


朝の子ども教室は大盛況。子供たちの頭の上に「成長」の二文字が躍動しているように感じられた。


子ども教室は一段落、最後の瞑想の時間。“瞑想”であって、“迷走”ではないと、やかましく言い聞かせようとする谷野さん。
  

場の取り仕切りを子供達自身に行うよう求めた谷野さん。それに立派に応える子供達。
  

別室でも対局。Ipadで早指し対局に没頭の少年棋士も。その前に広げられているのは新聞の切り抜き。中国名人戦の出場者6人が紹介されている。  
  

今日から開催の中国名人戦に鳥取代表として出場の塩見登場。少なくとも終盤の簡単な詰みを見落とすようなことのないよう、毎日7手~11手の詰将棋を数百題、ぱっぱっぱっと解くようにしていると語る。それを我が意を得たりと頷く谷野代表。塩見は昼前に高須道場を後にし、中国新聞社ビルに向かった。代表6人によるリーグ戦では2勝3敗の4位となった。本人としては残念な結果だっただろうが、高須クラブで鍛えた若者が中国地方トップクラスで争っているのは紛れもない事実、感慨深い。   
  

子供たちは本当にメキメキと腕を上げている。将棋の本質をズバリ表現する「将棋はかわりばんこ」が口癖の藤里も、この日は苦戦を強いられた。  
  

元奨励会3級で鳥取県代表にもなったことのある浜田さん、篠原ももを指導。「指導なんだけど、『いかにも指導してもらってます』という姿勢ではダメ、あくまでも勝負を争う姿勢を貫かないと」と厳しくも暖かい教えがあった。
【後日談】篠原はこの日からまもなくして初段に入段を果たした
  

夕方になっても浜田さんの指導は続く。指導を受ける鷹取は、この日の午前、塩見が示した詰将棋(11手詰だった)を数分の内に解いて「早いな。この子は強くなるよ」と感心させた。  
  

谷野代表、井上を指導。最近は、あちこち痛いところがあったりして、横を向き、あるいは猫背になったりということも珍しくなかったが、この日は背筋ピン。それは勝負の結果を暗示するものだった。したがって上機嫌。
  

 


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