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11月22日 第2回高須団体対抗戦

11月22日土曜日 高須クラブで第二回の将棋団体対抗戦が開催された。9チーム27人が参加して熱い戦いに身を投じた。




銀杏
大会会場にほど近い大歳神社の境内では、銀杏の大木が見事に色づいていた。
被爆建物
大歳神社の石段を登ろうとしてひょいと左手を見たら、「被爆建物」のプレートがあった。1945年8月6日、原爆の爆風はこのあたりにも激しく襲ったが、大歳神社の建物はそれに耐えて“生き残った”という。今日も、各チームが重圧に耐えて奮闘してもらいたいものだ。神社の境内からは、谷野邸とその奥に谷野道場として使わせてもらっている離れの屋根が連なって見えていた。
看板も賑やかに
大歳神社から谷野道場に戻ると、看板が賑やかに立てられていた。普通は一つ立てて「仕事は終わった」と思うところ、これでもか、これでもかというように林立させてあった。谷野席主がこれを眺めて大いに感服。
近くを通りかかった男性が早速立ち寄る。「わしも将棋が好きなんじゃが・・・」
看板の効果は絶大

「河口カーニバル」対「もも」
職場チーム以外は、思い思いのチーム名をつけた。写真は「河口カーニバル」チームと「もも」チームの対戦。両チームとも、選手名をチーム名に取り込んでいる。「もも」はこの試合に勝ったが、最終成績は2勝2敗の7位であった。「河口カーニバル」も2勝2敗で5位となった。/td>
「広島維新の会」対「インフィニティ」
こちらのチーム名は変わっていた。折しも解散総選挙となったが、政界ではすでに色あせた観のある名前が登場したかと思えば、もう片方は外国で人気の高級車の名前か。チーム名だけでも大変な激突であったことがうかがわれる。双方1勝で優勝候補同士が激突した2回戦だったが、「インフィニティ」が制した。「広島維新の会」は2勝2敗で4位となった。名前のせい?

「広島損保」対「広島大学」
若さ溢れる「広島大学」が「広島損保」を下して2連勝、優勝争いに前進した。
写真手前で黙々と盤に向かっているお方は?この緊迫感溢れる空間で悠々と棋譜並べをしている将来有望な大物?いいえ、そうではありません。駒が揃っていることを確かめながら盤上に並べ直している谷野席主です。
「西条郵便局」対「広島維新の会」
1回戦で「広島損保」に思わぬ不覚をとった「西条郵便局」だが、2回戦で「がらくた」チームを撃破して、3回戦は「広島維新の会」に挑んだ。「広島維新の会」は優勝争いから1歩後退したものの、上位入賞めざして立ち向かった。結果は「広島維新の会」が勝利。

「がらくた」対「中国電力」
谷野席主からチームの名前をつけるよう言われて悩んだ宮瀬、盤に向かう時とは勝手が違うのか逡巡していると、谷野席主から声が飛ぶ「“がらくた”でもなんでもいいからはやく名前を!」
悩んだ末に提出されたチームの対局カードに書いてあったのが「がらくた」。
一方、新進気鋭のメンバーで登場の「中国電力」。この2チームが激突した結果、「がらくた」がかろうじて勝利、上位争いに望みをつないだ。
優勝は「インフィニティ」
4戦全勝で「インフィニティ」が優勝した。
大将:中野 至(2勝)・副将:三浦信寿(4勝)・三将:津賀雄大(2勝)の3人で戦った。三浦の4勝はさすがである。
準優勝は「がらくた」
名前は粗末なものだものの中身で勝負した。西条郵便局戦での敗戦が痛く3勝1敗だが、お粗末なチーム名に似ず、成績は立派なものになった。
大将:宮瀬賢伸(3勝)、副将:鷹取尚也(4勝)、三将:井上晋太朗(1勝)の3人で戦った。鷹取の4勝が光る。
三位は「広島大学」
敗戦は優勝の「インフィニティ」戦のみの3勝1敗。立派な成績であるが、個人の勝ち数の関係で惜しくも3位となった。
大将:北垣佑典(4勝)、副将:葛川剛士(2勝)、三将:原 真司(1勝)の3人であった。北垣の大将の位置での4勝は実力を示している。副将または三将がもう1勝していれば2位であった。


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