9月27日　第二回強豪戦

9月27日土曜日　第二回強豪戦の様子
第二回強豪戦には、第一回より二人増えて18人が参加した。急用で来れなくなった選手もおり、まだまだ参加選手は増やせそうだ。谷野会長は、新しい層を開拓すれば30人規模にはできそうだと豪語する。

	笑いの絶えない高須道場本棚の前に座り込んだM瀬選手、「ちかだいしょうぎがある！」と嬉しそうにすでに廃刊となった将棋雑誌「近代将棋」を広げている。「『ちかだい？』そんな風に読むのか！近代的な読み方だ、人生六十余年生きてきて初めての経験！」と感嘆の弁を述べる者あり。
	受付に貫島が現れると、少年棋士たちは貫島の抽選番号が何番か注目した。1回戦で当たりたいから？いや、のっけから強豪とは当たりたくないから？
	開会式会長の長話かと身構える参加者をよそに、谷野会長はほんの一言で挨拶を済ませた。肩透かしをくらった様相の参加選手たち。

	熱戦の火蓋切られる予選のスイス式トーナメント1回戦が始まった。
	時計は4時半を回り、予選は最終ラウンド第四回戦に入った
	予選上位6人による決勝トーナメントが始まったのはもう5時半を回っていた。準決勝は6時20分頃から始まった。準決勝まで進んだのは、貫島・中谷・野島・上原の四人である。


貫島・中谷戦	野島・上原戦
優勝戦の上原・貫島戦を制したのは貫島