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6月29日 第五回高須大会

6月29日の日曜日、高須道場で第5回目となる高須大会が開催された。




怒るカレンダー


対局場の手前の部屋、控室とでもいうのだろうか。そこにカレンダーが掲げられているのだが、この日、よく見ると、このカレンダーに描かれた若い女性の表情が怒っていた。額の静脈は浮き出て、眉毛は吊り上り、唇は赤く大きくめくれている。ただでさえ下方からの光に表情は陰鬱になっていたところなのにである。こうしたいたずらの報いとして将棋の上達が滞ってしまうようなことのないことを祈りたい。
熱戦の火蓋切って落とされる

谷野会長のあいさつ、坂本審判長のルール確認の後、熱戦の火蓋は切って落とされた。4人1組になっての予選は、2勝通過、2敗失格である。予選一局目で、強豪中谷選手が敗れる波乱があった。
予選を通過したのは、奇しくもこの写真で左側に座った選手で、奥から久木、柿本、中谷、山口。山口選手が盤側に向かって何か言っている。
子どもたちも参戦

ちびっこ棋士たちも強豪に混じって臆することなく立ち向かった。
この写真で予選を通過したのは、貫島、青木、藤里。
鷹取、予選通過

奥から曽川、三浦、鷹取、植田が予選を通過した。
篠原、予選通過

奥から上原、清田、篠原、野島、山田が予選通過した。藤本は1回戦で篠原に勝ち、1勝1敗で再度篠原とたたかったが惜しくも敗れた。(写真の野島・山田戦は練習将棋である)
予選成績表

16人が決勝トーナメントに進んだ。
決勝トーナメント始まる

手前から、柿本、上原、久木、植田、貫島、中谷が2回戦に進んだ。その他、三浦、篠原も2回戦に進んだ。
親善戦

親善戦はこの8名で行われた。
2回戦

三浦・篠原戦は三浦の勝ちでベスト4が確定。
2回戦

久木、上原がベスト4に名乗りを上げた。 
ベスト4、最後の1枠

最後の1枠をめぐって貫島・中谷で熾烈な戦いが展開された。角換わりだが、先手番の貫島が金銀3枚を集結して固めているのに対し、後手番の中谷は一段飛車で右玉にして対抗したが、勝利の女神は貫島に微笑んだ。
緊迫して始まった本戦準決勝

緊張した面持ちで準決勝に臨むのは、奥が久木・貫島戦、手前が三浦・上原戦。二つの盤面はどちらも第一手目が指された直後である。
親善戦決勝

親善戦決勝は峰政(浩実)・池内戦となったが峰政が制した。
親善戦優勝

親善戦優勝の峰政(浩実)
親善戦準優勝

親善戦準優勝の池内
決勝戦

決勝戦に勝ち進んだのは、左のブロックから貫島、右のブロックから上原。写真の奥は3位決定戦の久木・三浦戦。
決勝戦は相矢倉のがっぷり四つの戦型となった。貫島は穴熊に組み替えた後猛攻に出た。上原も最強の応接で対抗、大激戦となったが、最後は貫島が上原玉を寄せ切った。
表彰の3人

中央が優勝の貫島、左が準優勝の上原、右が3位の三浦、そして谷野代表。
感想戦

観戦者が揃って感想戦は長く続けられた。盤側では、「なるほど・・・」と感心する声が後を絶たなかった。
トーナメント表



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