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6月14日 第一回団体対抗戦

6月4日に梅雨入りしたばかりだが、爽やかな晴天に恵まれた14日午後、高須クラブ主催の第1回団体対抗戦が開催された。


5月10日に第一回が開催された強豪戦(個人戦)に続く、谷野代表を中心とした高須クラブの将棋普及にかける熱意のかたまりが実現させた将棋大会の開催である。現在、大きな団体対抗戦は年1度の職域団体対抗戦(中国新聞社主催)があるだけで、1年に1度しか将棋をしないと言うチームメンバーも増えているように見受ける。日頃将棋を指す機会から遠ざかっている人も、団体戦だからということで「駆り出され」(?)将棋を楽しむ貴重な機会となっている。団体戦が年に2度、3度と増えるなら、それだけ将棋を指し楽しみながら強くなる機会を増やすことになるのではないか、親睦と棋力向上の機会にしてもらえるのではないかと、この団体戦を企画・開発したとは、谷野代表の弁である。新しい将棋愛好者のみなさんにも参加してもらいたいし、チームも職域だけでに限定せず、いわゆる“フリー”のチームも参加できるので県内強豪や奨励会員も参加可能という特徴がある。
第一回のこの日、中谷 茂審判長の下、少年棋士や少女棋士2名も参加、山陽屈指の強豪から級位者まで、年齢も7歳から65歳までの老若男女、幅広い参加を得て楽しい大会となった。事前申し込みのあった8チームが、スイス式トーナメントの4回戦で大激戦となった。
大会会場入り口


立て看板が8チームを歓迎した。
玄関

玄関のガラス戸を開けると、きれいに片づけられた玄関には季節感あふれるアジサイが生けられていた。
「廿日市市役所」対「高須クラブ3」

午後1時になると、さっそく大会が始まった。審判長は中谷 茂氏に引き受けてもらった。スイス式トーナメントで4回戦をたたかう。
写真は、二回戦の緒戦敗戦チーム同士「廿日市市役所」(板垣・横山・国広)対「高須クラブ3」(上原・藤里・鷹取)の試合である。「廿日市市役所」が2勝1敗で勝利、チーム成績を1勝1敗の五分に戻した。
「損保」対「高須クラブ2」

同じく二回戦の一回戦勝利チーム同士「損保」(伊藤・山口・谷野)対「高須クラブ2」(貫島・宮瀬・隅原)
2勝1敗  「損保」勝って2連勝。
「岩国市役所」対「三菱レーヨン」

これも二回戦の写真。緒戦敗戦チーム同士「岩国市役所」(島原・青木・山本)対「三菱レーヨン」(兼子・槇嶋・小谷)戦。2勝1敗で「岩国市役所」が勝ってチーム成績を1勝1敗とした。
「高須クラブ1」対「中国電力」

二回戦もう一つは一回戦勝利チーム同士の「高須クラブ1」(柿本・深澤・篠原)対「中国電力」(西迫・天野・坂本)戦。2勝1敗 「高須クラブ1」は勝って2連勝となった。
「三菱レーヨン」対「中国電力」

写真は4回戦、1勝の「三菱レーヨン」(兼子・槇嶋・小谷)対2勝の「中国電力」(西迫・天野・坂本)戦。2勝1敗で「中国電力」が勝ち、チーム成績3勝目で準優勝となった。
「損保」対「高須クラブ3」

2勝の「損保」(伊藤・山口・谷野)対1勝の「高須クラブ3」(上原・藤里・鷹取) 2勝1敗。「高須クラブ3」が勝って2勝2敗の五分に戻した。「損保」はこの試合に敗れて準優勝だけでなく3位入賞も逃すことになった。 
「高須クラブ2」対「岩国市役所」

四回戦、1勝の「高須クラブ2」(貫島・宮瀬・隅原)対2勝の「岩国市役所」(嶋原・青木・山本)戦。2勝1敗で「高須クラブ2」が勝ち、チーム成績2勝で4チームが並ぶ混戦となったが、個人成績も4チームとも6勝で並び、貫島を擁する「高須クラブ2」が大将の勝ち数4で3位入賞となった。「岩国市役所」チームは惜しくも入賞を逃した。
「高須クラブ1」対「廿日市市役所」

四回戦、これまで3勝の「高須クラブ1」(柿本・深澤・篠原)対1勝の「廿日市市役所」(板垣・横山・国広)戦は、2勝1敗で「高須クラブ1」が勝ち、4勝0敗で優勝が決定した。 
表彰 優勝は「高須クラブ1」

左から、柿本・篠原・深澤。成績は4勝0敗。
準優勝は「中国電力」

西迫・天野・坂本 成績は3勝1敗。見事な成績。唯一の1敗は優勝の「高須クラブ1」に喫したもの。
3位は「高須クラブ2」

左から隅原・貫島・宮瀬。チーム成績は2勝2敗。チーム勝ち数、個人勝ち数ともに4チームが並び、大将の勝ち数で決着がついた。
中谷審判長も最初から最後までどこが優勝するか解らなかったとのことでそういった意味では山口幹事長の高須クラブの3チームは、棋力ができるだけ平準化するようメンバー配置を行った狙いは成功だったといえる。試合後のアンケートも先ず先ず好評の様で次回も参加したいが、--全チームで、谷野代表によれば今回は初の試みで参加チームを限定したが今後少しだけでも拡大するか検討するとのこと。厳しい世情で将棋人口減少化に少しでも活性化と普及と楽しみながら棋力アップにつながればとのことである。

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