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9月28日 例会

あの猛暑の夏はどこに飛び去って行ったのでしょうか・・・さわやかな運動会日和とでも言うべき気候となった28日、クーラーも不要になった高須道場に、14名が参集し夜遅く迄熱戦を繰り広げたのだった。
いつもなら元気な子供達でひしめき合う子供教室も、この日は運動会に取られて、ひっそりと3名が集まっただけ。それでも楽しく対戦したり、戦型別の棋譜並べをして、結構勉強になったようだった。小人数教室もたまには良いのかもしれない。
アマ名人戦予選の将棋の検討

奥に座るブルーのシャツを着た坊主頭は学校帰りの貫島奨励会員。その向かいに座った石井四段が、先日東京で行われた全国アマ名人戦で2連勝で予選通過したときの将棋を盤上に再現している。「何!この間のアマ名人戦の予選の将棋だって?!」と、早速人がどっと集まって二人の検討を固唾を飲んで見守った。なにせ石井2連勝の相手が今年の(第35回)全国アマ将棋レーティング選手権優勝者である北川 馨氏と、一昨年(第24回)アマ竜王戦で優勝し、不合格(4勝3敗)だったが奨励会三段編入試験を受けた稲葉 聡氏なのだから無理もない。今回のアマ名人戦で石井四段が全国レベルの強豪と肩を並べるに至ったことが示されたと谷野代表は目を細めている。
石井に王冠載せたら岩井

その石井四段に最近これも進境著しく4級に昇級した岩井4級が果敢に挑戦した(奥)。こんな大強豪と対局ができる子供教室の子供たちは幸せだと谷野代表。
両者の名前をよく見ると、石井の石の上に王冠(山)を載せたら岩井になる。四段と4級、段と級の違いはあるが、ともに“4”がつくし。これは・・・岩井くんも近いうちに石井君がタイトルをとったように強くなるということかもしれない。
進境著しい野島、そして賢伸

手前庄原から参戦の上原四段に、これまた最近特に進境著しい野島二段が挑戦している。この野島君、谷野代表によれば将棋を始めたのはちょっと遅かったかも知れないものの間違いなく超大物だと、自分は彼が入会したその日に解ったと。案の定、入会以来、彼は例会を一度も休まない。それは石井四段と同じだ。
その奥では、久方振りの塩見三段に、宮瀬賢伸2級が挑戦している。彼も1級真近かもしれない。
経大の先輩・後輩の対決

経大の先輩、後輩の両強豪が久方ぶりの対戦である。共に中四国大学選手権べスト4までの経験を持つ。今年四年の塩見は、今年こそ優勝すると張り切っている。
激突

外は暗くなってきた。もう6時が近いからだ。そんな頃、床の間の前の盤では、石井vs貫島の激突である。住田二段が静かに見守っている。
二段の激突

野島二段が住田二段に挑戦。将来有望な若手同士の好取組だ。
何してんの?塩見さん

今、まさに、石井・三浦戦の開始直後。その奥では、塩見が盤上にせっせと駒を並べている。谷野席主は「将棋の研究に没頭」と見たようだが、それにしては相手陣の駒はさわっておらず、自陣の駒だけが丁寧に巨大な穴熊風に並べられている。何これ?
熱い戦い

“重役出勤”の越智も対局に参加。越智・上原戦が盤上狭しと熱い戦いが今たけなわである。
7時前の熱気

時計はあと1分で7時。会場の熱気は最高潮に達した。いろんな顔が見える、おお、熊谷の顔も見えるではないか。
ますます盛り上がる

もうすぐ8時になろうかというのに、ここはますます盛り上がっている。手前から三浦・野島戦、熊谷・上原戦、越智・石井戦。そして塩見の“研究”はまだ続いている。
終わらない

時計は8時半を回った。でも高須道場は“これからですよ”と言っているかのよう。熊谷・塩見戦、その奥が石井・上原戦。レベルの高い戦いがいまたけなわだ。こんな調子で夜も更けるまで続けられたのだった。


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