3月23日例会


春うらら、全国各地では、例年より10日以上も早い桜の満開の便りの届いたこの日、高須クラブでは3月の第2例会が開催され、第46期名人戦の最終日と高須クラブ杯1日大会(「王将戦」改め略称高須杯)に20名が参加し熱戦が繰り広げられた。午前中は窓を閉め切り3台のストーブが動いていたものの、午後からは春の陽気に誘われて、窓を開けストーブはすべて消した。

子供教室メンバー、元気よく
子供教室9時から9名が参加講師は本日は石井四段。久川四段段。迫田。山口。藤里。宮瀬兄と、多くの大人が子供と対局した。3月20日の王将会で東岡拓海(6年)が7連勝で5級に昇級したが、このほど入会希望を席主に申し出て新会員となった。とにかく将棋好き。昇級ペースも早く有望な少年である。家も道場の前、妹と共に皆勤賞である。
新鋭、須賀二段
一番奥は、先日入会した、元気青年須賀氏が、ベテラン強豪久川四段と初手合わせ。惜しくも負け、しかしこの日の成績は、高須杯6勝2敗、名人戦B級5勝1敗、計11勝3敗と、二段の肩書どおり。この日も朝一番乗りだったが、「今後毎回来ます」と。三段~四段まで期待できそうである。
成績表をつける石井、手前は宮瀬(賢)―藤里戦。
昼食後、対局再開
昼食後の1番は奥から、津賀―結田戦、その手前谷野‐須賀戦。手前は岩井ー藤里戦。宮瀬(賢)は部屋の中央で星取勘定。そのほか、立っている藤本、万歳をしている清田。
野島2級
左奥は、津賀―藤原総一郎戦を覗きこむ山口元準竜王。その手前清田―野島戦。清田に軍配(名人戦B級)。この野島君(小6)今2級だが将棋を始めてから2級までの昇級の速いこと、将来性大いにあり。首の捻挫早く治し。突っ走って欲しいものである。
この日は、将棋のプロ棋士とコンピューターソフトによる五対五の団体戦、第二回電王戦の第一局が行われた日であり、阿部光瑠四段(18)が百十三手で将棋ソフト「習甦(しゅうそ)」を破り、プロ棋士が先勝したが、その模様はニコニコ動画で中継され、対局の合間にそれを大盤に並べて鑑賞するなど楽しい例会となった。写真にその大盤が写っている。
盤をまたぐ山口
右側宮瀬(秀)-須賀戦(高須杯) 須賀に軍配.左側奥は藤里ー清田戦(名人戦B級)藤里に軍配。左手前は津賀ー野島戦。津賀二段は、この日B級名人戦で6勝して逆転優勝、来期のA級入が決まった。
大詰め
夕方5時を回った。高須杯はこれで終了となる。左奥は須賀―藤原戦。右は宮瀬(秀)―津賀戦、それを見ているのは石井四段。石井4段は明日の広島県高校10傑戦を控えている。「絶対に優勝します」と宣言した。高校NO1を長く維持して欲しいものである。
ところで、この宮瀬(秀)―津賀戦で「二步」騒ぎがあった。「二步」は谷野会長の功績よろしく“高須名物”となっているが、この日は既に2局の「二步」が出現しており(もちろん谷野会長の将棋も含まれている)、これが三局目の「二步」かと思われた。ただ、本局の場合は「二步」が話題に上ったとき、盤上には既にその痕跡がなく(打った「二步」と思われる步を相手が素早く取ってしまった)、「二步」は成立しなかった。
表彰
この日の高須クラブ杯。優勝は13勝1敗の石井。2位は6勝2敗同士のプレイオフを制した須賀二段、プレイオフで敗れた藤原総一郎が3位。もう一人藤原君の隣で大きな顔をしている御仁・・・年齢はあまり変わらないようだが一体誰?
夜7時前になったが
この後、遅くまで研究が続けられた。


写真ニューストップにもどる
高須クラブトップページにもどる