12月9日の高須大会B級C級
B級は14名、C級は6名が参加して、それなりに熱い戦いを繰り広げました。
B級はスイス式トーナメント4回戦を予選として実施、3勝以上者による決勝トーナメントを行いました。C級は総当たり戦を行いました。


開会式もそこそこに、早速熱戦開始。B級は抽選番号順に組み合わせが決まりました。予定していた参加選手が来られなくなって急に不戦勝扱いをすることになって大会運営事務局はちょっと慌てましたが、宮瀬4級のお父さんが「私も参加しましょう」と言って下さり偶数参加者でスムースなスタートができました。大人の参加者にまじってちびっこ棋士が元気よく指しているのが印象的です。
熱戦ということなら、C級も負けてはいません。お母さんも思わず盤面を覗き込みました。
C級のリーグ戦は早くも5回戦を戦い終えて、プレイオフが始まっています。左が4勝1敗同士の植田聖猛8級(3年生)と背中・西尾宗真8級(4年生)の優勝決定戦。右が3勝同士の結田駿一8級(2年生)と川西彩遥9級(1年生)の3位決定戦です。
3回戦に入っています。表情は真剣そのもの。とてもいい雰囲気です。奥から。宮瀬 彰・東岡拓海戦、和田浩義・森 祐輝戦、土肥共栄・麻生文明戦です。
3勝同士が激突した3位決定戦の結田・川西戦。本戦では川西彩遥9級が勝ったのですが、結田駿一8級、8級の意地を見せて雪辱、3位を勝ち取りました。
植田聖猛8級を降して西尾宗真8級が優勝。谷野席主から嬉しい表彰を受けました。
「これは将棋カルタ。これで遊ぶだけで強くなれるんだ」と賞品の説明も怠らない谷野さんでした。
惜しくも優勝を逃した植田聖猛8級ですが、2位の商品は将棋盤。
3位の結田駿一8級も商品は将棋盤。
4位の川西彩遥9級には鉛筆が贈られました。
試合は第4回戦に入りました。奥から岩井正広6級・○藤本智也4級戦、東岡拓海7級・○森 祐輝戦、宮瀬 彰・○麻生文明戦です。
こちらも4回戦。奥から3勝同士の激突の桑木 剛・○村上源和戦、2勝同士激突の宮瀬賢伸・○和田浩義戦、同じく2勝同士の藤里 哲・○吉川政男戦、○中川晃宏(2勝)・土肥共栄(1勝)戦。
なお、吉川さんは、2日のA級に出場したかったのですが日程が合わず、やむなく飛車落ちを条件にB級に出場したもの。写真の藤里戦に限っては相手の藤里さんのたっての希望で平手で戦いましたが、あとは全局飛車落ちで戦いました。
予選1位は村上源和(4戦全勝)、予選2位は桑木 剛(3勝1敗)、予選3位は吉川政男(3勝1敗)、予選4位は和田浩義、予選5位は中川晃宏(3勝1敗)の各氏となりました。決勝トーナメント準々決勝は予選4位対5位が戦い、和田さんが準決勝進出を決めました。写真は準決勝2局。奥が和田・○村上戦。手前が桑木・○吉川戦。桑木さんは千日手模様となり、駒落ち下手の義務として手を変えて打開しましたが、吉川さんの老獪な指し回しの前に敗退。
3位決定戦の桑木・○和田戦。和田さんがうまく指して3位をゲット。前回に続いて惜しいところまで行きながら入賞を逃した桑木さんですが、「これじゃあ次の大会も参加しないわけにいかないじゃないですか」と雪辱を誓っていました。
決勝の○村上・吉川戦(飛落ち)。下手の攻めの狙いを巧みに封じる吉川さんに攻撃体制が頓挫した村上さんでした。このまま上手が下手を抑えてしまうかに見えたとき、吉川さん「これならここで攻めて行ってもいいのでは・・・攻めつぶせるのでは」と、攻めへの誘惑に我慢しきれず攻めに転じましたが、角切りが少し早すぎた様で、受けの強さを発揮した村上さんが首の皮一枚残して凌ぎ切り、勝利しました。
惜しくも優勝を逃した吉川さん、大会管理の立場からは飛車落ちを条件として求めたのがどうだったか、ちょっと気がかりな点もありましたが「決勝トーナメントでは、飛車落ちでは失礼ではないかと思われるような方がたでしたが、実際に指していると、飛車落ちでも結構戦えると自信のようなものも感じることができました。やはり出場して良かったです。」と感想を述べていただき、気持ちが楽になりました。
記念撮影の優勝~3位のみなさん。
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