8月25日の例会
8月最後の例会だった


昼過ぎの一場面。窓際の三浦、壁際の藤里、それぞれ立て膝でボーっと一点を見つめている。それぞれ激しい戦いを終えたばかりという雰囲気だ。左の方で三人集まって何かしている。何をしている?ポリエチレンの袋が見える。背中を見せている結田は右手に割り箸を握っている。まるですき焼き鍋でも囲んでいるようだが・・・
角度を変えて見よう。三人が囲んでいたのは弁当の山だった! 待ちに待っていた楽しいランチタイム、奥の方で熊谷・石井戦(結果は熊谷勝ち)が戦われているのもなんのその、背に腹は代えられないと、パクつき始めたところ。「ちょっとした遠足気分か?」と推測するは谷野席主で、「この彼らが本当に近い将来、三〜四〜五段になるのか?」といぶかしがる。
ちょうど3時頃、北側の部屋、対局中の四局は、左奥が熊谷・柿本戦、左手前が上原・三浦戦、右奥が藤里・黒原戦、右手前が中塩・峯政浩戦。
中央の廊下でしゃがみこんでいる少年が目を引く。藤本が書類を読んでいるようだが・・・。
午後も4時が近い。熊谷・柿本戦はまだ続く。
同じ頃、南側の部屋では、峯政浩・石井戦が始まった。中塩が興味深そうに覗き込んでいる。左肘に駒を敷いて体重をかけての観戦、肘は痛くなかったのだろうか?
峯政、伸び盛りの若手から白星を奪取するのが若さを保つ秘訣だとばかり、活きのいい若手トップからの白星を狙ったが、撃退された。
北側の部屋、熊谷・柿本戦は熊谷勝ちに。右は、三浦・黒原戦。今季B級に降級した黒原1日決着戦で名人戦降級の仇討と三浦に挑むも、惜しくも撃退される。
時計は4時を回った。手前は、この日連戦連勝の熊谷・上原戦。熊谷、この日の初黒星を喫した。
その奥は、最近棋譜並べに余念のない越智対柿本戦。柿本が貫禄示した。
その奥は先ほど紹介した峯政・石井戦がまだ続いている。
5時半が近い。手前は熊谷・石井戦。その向こうが峯政浩・上原戦。若手の成長著しく、この日は若手相手になかなか勝たせてもらえなかった峯政浩、捲土重来を誓う。
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