竜王会会員の皆様へのお知らせ

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2024年10月14日スポーツの日

猛暑の夏から一転秋らしくなった14日、10月度の第73回例会が開催されました。12人の少数激戦となりましたが、残念ながら6連勝は出ず、次回11月例会に今回の分も繰り越すことになりました。11月例会はさらに激戦となることが予想されます。










2024年8月18日

お盆を過ぎても猛烈な残暑が続く中、第71回例会には11人が参加して41局を戦いました。山本和遼四段が終始冷静な戦いぶりで6連勝を達成し、6月(第69回)例会の雪辱を果たしました。







2024年7月21日

梅雨明け宣言とともに凄まじい熱波が襲来する中、第70回例会には18人が参加して50局を戦いました。外の暑さに負けない大熱戦の末に横田四段が6連勝を達成しました。







上手横田さんはやや苦しいと言っていた局面。ここから▲9六歩△5二金▲7二銀△9三桂▲8三銀不成△8六歩と進みました。この△8六歩が鋭く、下手苦しくなりました。8三の銀は終局まで遊び駒となりました。▲9六歩と突く前に▲7二銀とすべきだったかと竹澤さん。

2024年6月2日

第69回例会は、前回よりさらに1人少ない14人の参加でした。熱戦展開の中、選手から「少し暑い、冷房は入らないの?」の声があり、今年初めて冷房が入りました。前回から持ち時間は15分(秒読みは30秒)に戻っていますが、全部で42局が戦われました。
この日は珍しく持将棋が生じました。山本四段は5勝したのですが三吉三段戦の持将棋成立により惜しくも6連勝はなりませんでした。6連勝賞は4度繰り越して次回5回分がかかることになりました。





2024年5月19日

そろそろ6連勝が出る頃と思われた第68回例会。いつもより少なめの15人が参加しました。今回から持ち時間をコロナ前と同じ15分(秒読みは30秒)に戻して42局を戦いました。しかし、潰し合いも激しく、6連勝はまたもや現れず、次回に持ち越しました。次回は四回分がまとまることになります。5勝賞2人、4勝賞4人でした。







2024年4月7日

遅れていた桜がいっせいに咲きそろい、暖房も要らない気温の中で、竜王会第67回例会が開催され、選手24名が集まって腕を競いました。12時30分から18時10分まで、6時間弱の間に71局を戦いました。6連勝は前回に続いて現れず、次回は三回分がまとまることになります。5勝賞3人、4勝賞4人でした。
高野拓哉初段、村田健悟1級がそれぞれ昇級を果たしました。






3勝同士の激突(飛落ち)。これに勝った村田1級は初段入段を決めた。


2024年3月20日

雨がみぞれに変わる冬に逆戻りしたような春分の日の竜王会第66回例会でした。寒さなんか関係ないとはせ参じた参加者は、25人。75局の熱いたたかいを展開しました。峯政隆文四段が順調に四連勝と勝ち進みましたが、五局目に藤井規之四段に敗れました。五勝者は4人もありましたがいずれも1敗に泣く展開で、六連勝賞は次回以降にお預けとなりました。















2024年1月21日

の竜王会第65回例会の参加は、16人と、過去最少でしたが、盤上は48局の熱戦でした。矢野将樹四段が勝ち進んで6連勝しました。
下の写真には2月15日に急逝された池内和則さんの対局姿が写っています。ご冥福をお祈りいたします。













12月3日の竜王会第64回例会には、19人が参加し、激闘57局の末、横田四段が6連勝し、前回キャリーオーバー分と合せて2回分の6連勝賞を獲得した。









11月12日の竜王会第63回例会には、25人が参加し、74局の熱戦を展開した。
。星の潰し合いが激しく、第4戦目までで4連勝は島根から久し振りに参加した藤原二段だけになった。5局目の吉田二段戦は互いに力を出し合う大熱戦となったが惜しくも敗れた。山本四段と福富三段は、いずれも5連勝と活躍したが、両者とも緒戦で敗れていることが惜しまれる。これで6連勝は次の第64回例会に持ち越されることになった。









竜王会の第62回例会は、10月15日に開催され、23人が参加し、総対局数68局を戦った。
。激戦を制して6連勝を達成したのは高牟禮楓三段。
高野直哉初段が5勝し、2ヶ月で9勝に達して二段に昇段を果たし、長井悠市郎1級も4勝し、2ヶ月で8勝に達して初段に入段した。




竜王会の第61回例会は、ようやく秋の始まりが感じられる9月10日に開催された。いつもより少なめの21人の参加で、総対局数は63局だったが、熱戦の連続であることは相変わらずだった。
。激戦を制して昨年11月以来となる6連勝を達成したのは横田四段。第六回戦は河口奨励会1級との大熱戦を長手数の末に制して、キャリーオーバーが重なって6回分となった“六連勝賞”を手にした。
岩本健杜二段が2回連続の5勝を挙げて三段に昇段を果たした。








第6回戦は5連勝同士で横田・河口が激突。中盤、横田が猛攻する展開となるも、河口も粘り強く決め手を与えなかった。

互いに秒読みに入っても長手数の応酬が続いたが、最後に横田が押し切って勝利、久し振りの6連勝達成となった。



原爆の日で平和祈念式があった8月6日の午後、高須将棋クラブでは竜王会の第60回例会が開催された。うだるような暑さ、そしてにわか雨もといかにも真夏の天気だったが、暑さにめげず28人が集まって、すさまじい戦い85局を行った。
。前回7月と同じく4人が5勝を挙げたもののあと1勝に泣き、キャリーオーバーして6回分が溜まっている6連勝賞は次回例会(9月10日)に持越しとなった。
山田1級と三国1級がそれぞれ初段への入段を果たした。三国新初段は先月一足先に入段した息子さんに追いつけたと笑顔で語った。今年になって、新しく初段になった選手は5人、着実に力がついてきている。










事実上梅雨が終わり、本格的な夏の暑さまっただ中の7月23日、第59回例会が開催された。藤井規之中国名人や、遠くは高知から昨年のR選手権優勝の中脇骼u五段など強豪が何人も揃った上に、奨励会からの指導参加の3人など、総勢32人が参加して、熱いハイレベルのたたかいが95局行われた。
。昨年の12月の第52回例会以来、7回連続で姿を見せていない6連勝賞、「そろそろ出てもおかしくない」との観測が渦巻く中、注目されたが、なんとまたもやお預け、次回例会(8月6日)に持越した。











6月11日、第58回例会開催。28人参加、82局の熱戦。
梅雨入り後で少し蒸し暑い天気で、午後にはエアコンも弱めではあったがスイッチが入った。気になる6回分留保・蓄積したまま6連勝者誕生を待っている6連勝賞だが、なんと今回もお預け、次回例会(7月23日)に持越した。もうそろそろ出る頃だが・・・











第57回例会は、5月14日、将棋が大好き人間がたくさん集まって、指導特別参加の貫島奨励会三段・河口奨励会1級・沖永奨励会1級を含めて34人がちょうど100局の熱いたたかいを繰り広げました。対局者数の30人超えはこれで3回連続で、2階の対局場も使わざるを得ませんでした。
気になるのは最大の6回分が積み重なった6連勝賞の行方でしたが、強豪揃いの中、三段から五段のところでは5勝以上が出なかったほどの激しい星の潰し合いで、今回もお預けとなりました。次回(6月11日)6連勝者には引き続き6回分の6連勝賞が授与されます。












第56回例会は、4月16日、コロナ蔓延以前の2019年9月以来となる36人参加と大変な盛況の中で、2階の対局場も使って、5回分の6連勝賞を争う108局の熱戦が繰り広げられました。コロナも少し落ち着いてきたことから、コロナ対策の時間短縮策として臨時に持ち時間を10分秒読み30秒としてきたものを、今回から元の15分秒読み30秒に戻しました。
岡山から久し振りの参加の羽仁五段が緒戦で藤井四段に敗れれば、その藤井四段が2回戦で横田四段に敗れ、その横田四段も4回戦で福富三段に敗れる・・・という具合で6連勝候補が次々に敗れる激しい6連勝争いになりました。それを抜け出そうと福冨三段が4連勝同士で清田二段と激突、これを破って破竹の5連勝とし、第6戦目に6連勝達成をかけて藤井四段と当たりました。ここで自らの6連勝の望みは消えている藤井四段が意地を見せて福冨三段を降し、5回連続で6連勝のない事態となりました。次回(5月14日)の6連勝達成者には6回分の6連勝賞が与えられることになりました。




1回戦対局開始

1回戦開始直後

1回戦開始直後

快進撃の福富三段(右)

6回戦、福富三段対藤井四段

福富三段無念の投了



第55回例会は、3月26日、久し振りに30人を超える31人が参加して6連勝目指して熱い94局が戦われました。残念ながら、今回も6連勝はありませんでした。次回(4月16日)の6連勝達成者には5回分の6連勝賞が与えられます。







珍しい一間飛び(7八と7六)の二歩発生に騒然



第52回例会は、12月4日、2人の奨励会員実戦指導参加を含めて27人が参加しました。先月の第51回例会で高牟禮楓(今回より三段に昇段)さんが1年ぶりの6連勝を達成したので、キャリーオーバー分は振り出しに戻った6連勝賞めざして熱い81局が戦われました。
その中で岩本健壮、原蒼偉の両二段が活躍、最終第6局目は5連勝の岩本二段に4勝1敗の原二段が激突、激しい戦いの末に原二段に凱歌が上がり、6連勝賞はお預けとなりました。




対局開始直後の緊迫の一瞬@

対局開始直後の緊迫の一瞬A

対局開始直後の緊迫の一瞬B










父子対決

最終戦 6連勝達成か阻止か



第51回例会は11月23日勤労感謝の日、2人の奨励会員実戦指導参加を含めて24人が参加し、72局の熱戦を行いました。昨年の11月23日第43回例会で藤井規之四段が六連勝を達成したのを最後に、7回続けて六連勝が現れず、六連勝賞のキャリーオーバーが6回分積み重なっている中、高牟禮楓二段が見事、六連勝を達成しました。
高牟禮楓二段は、昨年の12月第44回例会当時は2級でしたが、鷹取奨励会初段との飛香落ち戦で敗れ6連勝を阻まれています。二段となった高牟禮君は、鷹取奨励会二段との飛落ち戦に見事に勝利、河口奨励会2級との角落ち戦も勝利して六連勝を達成したものです。三段への昇段も果たしました。












第50回例会は10月23日、奨励会員指導参加3人を含めて25人が参加し、74局の熱戦を行いました。篠原もも二段が3連勝して今度こそ6連勝賞の期待が高まりましたが4戦目で敗れ、6連勝賞はまたも出ませんでした。

上限の6回分に達しているので新たなキャリーオーバーの上乗せはなく、次回の六連勝賞は6回分が維持されます。












第49回例会は9月11日、奨励会員指導参加2人を含めて24人が参加しました。

これまで5回連続で6連勝が出ておらず、6連勝賞のキャリーオーバーが積み重なって6回分となる中、誰が6回分を獲得するか注目される中での開催となりました。白井遥都二段が順調に勝ち星を5つ重ね、最終局は宮本三段格に平手戦で挑みましたが惜しくも敗れ、6連勝はまたもお預けとなりました。上限の6回分に達しているので新たなキャリーオーバーの上乗せはなく、次回の六連勝賞は6回分が維持されます。

第48回例会は7月3日、県内各地に加えて、島根県や岡山県からかけつけた選手や、指導参加の奨励会員4人を含めて29人が参加、12時半から夕方6時過ぎまで、暑さを吹き飛ばす熱戦86局を戦った。今回もコロナ感染対策の警戒を怠らず、酷暑の中、クーラーの働きに逆らって窓を常時開けての換気や、適宜の手指消毒も徹底した上で、時間短縮(持ち時間10分・30秒、次の対局が決まったら感想戦の打ち切り等)に選手各位の協力をいただき、6時過ぎには全対局が終了した。
原二段が5連勝と快進撃したが、6局目鷹取戦(飛落ち)は、うまい指し回しで優勢に進めていたが、最終盤ギリギリの寄せ合いで逆転で惜しくも6連勝賞は成らなかった。キャリーオーバーは過去最大となり、次回8月7日は6回分の六連勝賞となる。











第47回例会は6月12日、奨励会指導参加4人を含めて26人が参加、12時半から夕方5時半まで78局を戦いました。激しく再燃したコロナ感染も、徐々にではありますが、勢いを弱めつつある中、今回も引き続き感染防止の警戒を怠らず、窓を常時開けて換気や、適宜の手指消毒も徹底した上で、3回続きで時間短縮(持ち時間10分・30秒、次の対局が決まったら感想戦の打ち切り等)に選手各位の協力をお願いした。みなさんの協力を得て、対局はスピーディに行われ5時半前にには全対局が終了した。
残念ながら、今回も6連勝賞は出ず、またもやキャリーオーバーとなった。次回7月3日は5回分の六連勝賞がかかることになった。









第46回例会は5月22日、奨励会指導参加4人を含めて31人が参加、12時半から夕方6時半まで92局の熱戦が展開された。広島県全体で連日1000人超えの新規感染者があり、コロナ感染の再燃には激しいものがある中、今回も窓を常時開けて換気や、適宜の手指消毒も徹底した上で、前回に続いて感染リスクを下げるための時間短縮(持ち時間10分・30秒、次の対局が決まったら感想戦の打ち切り等)に選手各位の協力をお願いした。みなさんの協力を得て、対局はスピーディに行われ6時半前にには全対局が終了した。
今回も6連勝賞は出ず、またもやキャリーオーバーとなった。次回6月12日は4回分の六連勝賞がかかる。









第45回例会は4月3日、奨励会指導参加1人を含めて31人が参加、12時半から夕方6時過ぎまで90局の熱戦が展開された。コロナ感染が再び増加して、県内市内ともに蔓延防止特別措置解除前の水準を超えていたため、今回は窓を常時開けて換気を徹底するだけでなく、感染リスクを下げるための時間短縮に選手各位の協力をお願いした。具体的には、持ち時間を通常は15分とするところを今回は10分とし、対局終了後は感想戦の前に結果を事務局に届け出るとともに、次の対局組合せが決まったら感想戦を打ち切って次の対局に入っていただくの3点。みなさんの協力を得て、対局はスピーディに行われ6時ころには全対局が終了した。



熱戦、激戦の展開中、高須の大歳神社の隣の公園では桜が満開。やわらかな日差しを浴びて美しく咲き誇っていた。







第44回例会は12月12日、奨励会指導参加の3人を含めて26人が参加、12時半から夕方6時半まで77局の熱戦が展開された。







第43回例会は11月23日、奨励会員3人の「指導参加」含めて33人参加で開催、12時半から19時まで熱い99局が戦われた。


藤井規之四段がついに六連勝達成。五回分溜まった六連勝賞を獲得








6連勝賞表彰後、感想戦を続ける藤井規之四段



第42回例会は10月10日、奨励会員の「指導参加」含めて24人参加で開催、熱戦72局


四度続けて六連勝ならず。次回(第43回例会)は五回分の六連勝賞がかかる









第41回例会 久しぶりに開催(7月11日)


大島綾華女流プロ誕生を祝福

例会冒頭、大島綾華女流プロ誕生を祝福して谷野会長よりお祝いと花束を贈呈、大島女流プロ1級からお礼と、決意表明がありました。

高牟禮3級、貫島奨励会三段との二枚落ち戦で勝利するも、竹内四段との二枚落ち戦に惜しくも敗れる

今回もプロ棋士目指して奨励会で腕を磨いている3人に指導参加してもらいました。久しぶりの対局の実現を待っていた、強豪・新鋭総勢28人が集まって84局の大熱戦を繰り広げました。
これまで2回連続で持ち越している6連勝賞は今例会でも出ず、次回に持ち越されました。






第40回(2月度)例会
今年になって2回連続で6連勝賞は出ず

2月11日(祝)奨励会有段者3人をはじめ、強豪、新鋭、総勢38人が集まって今年二回目の例会が行なわれました。114局(棄権2局を含む)が戦われました。
前回持ち越しの6連勝は二回目例会でも出ず、3月以降に持ち越されました。今回は4勝賞がいつになく多く12人が4勝しました。




第39回(1月度)例会
新年第一回目の例会は六連勝成らず。

1月13日(成人の日)冬の日としてはまずまずの好天気の中、奨励会からの村田初段・鷹取新初段をはじめ、総勢33人で新年第一回目の例会を行いました。全員が6局づつ、全部で99局の熱戦が展開されました。
新年の幸先の良い6連勝は誰の手にゆくのか注目されましたが、この日、一般会員は早々と連勝者が消えて、1回目はおあずけとなりました。二回目以降に期待が移ります。









第38回(12月度)例会
河口三段が六連勝達成、6月の33回例会以後の6回分が詰まった“6連勝賞”を“独り占め”

12月7日、悪天候ではないけれど、冬の冷たい空気がどっかり腰を落としていました。高須道場には奨励会の貫島三段も駆けつけ、横田四段、藤井四段、新美四段ら常連四段陣に加え熊谷四段も参戦、最近進境著しい河口三段、沖永三段らの若手など、全部で28人が参加して、83局の激しい戦いを行いました。
5月に六連勝が出て以来、ずっと出ていない六連勝、今回は成るか、いやがおうにも注目が集まりました。緒戦で藤井四段を破り、2戦目曽川三段にも逆転勝ちでまず二連勝した河口三段、3戦目で同じく2連勝の熊谷四段(香落ち)と激突し、これを破り3連勝。4戦目は三戦目貫島奨励会三段に勝って意気の上がる横田四段(香落ち)と3連勝同士で激突、これも制してただ1人4連勝となり、残り2局が注目を浴びました。5局目新美四段(香落ち)戦、6局目貫島奨励会三段(飛香落ち)を連続して制し、見事6連勝を達成しました。
谷野会長から6連勝賞をもらって嬉しい河口三段に、各参加者から「おめでとう!」の祝福のことばが寄せられました。
河口三段は、この日参加したすべての四段を香落ち戦で破ったことになりますが、各四段からは、口々に「次からは三段でなく四段として対局してもらいたい」と悲鳴に近い声が上がりました。







第37回例会 11月17日(日)
またも六連勝成らず

ようやく秋になったと思ったのも束の間、肌寒く感じるようになった17日、第37回の竜王会例会が開催された。この日は奇しくも“将棋の日”だったが、おなじみの奨励会の村田初段や鷹取2級に加え、先ごろ赤旗名人戦全国大会に広島県代表として出場した横田四段をはじめ、藤井四段、山内四段、鍋谷四段、新美四段など強豪を含む31人が参加した。参加者31人の内四段以上が奨励会の2人を含めて7人、三段が3人、二段が8人、初段が2人、級位者が11人という構成での熱戦が92局展開された。
過去四回のキャリーオーバー分と合わせて5回分がまとまった6連勝賞の行方への注目は一段と強まっていたと思われるが、対局中そのことに触れる者はおらず、逆に注目度の高さが感じられた。沖永二段が一回戦から勝ち続ける快進撃で、6連勝が期待された。冲永の攻めは鋭く、四段陣との角落ち手合いでは上手が苦しいと思われた。第6回戦の新美四段との角落ち戦は、序盤から沖永二段のいつもどおりの猛攻が見られたが、激戦の末敗れた。下手の仕掛けにわずかながら無理があったようで、これ上手のを新美四段が的確に対応した。下手は、なおも細い攻めをつなごうと鋭い手を繰り出したが、ことごとく封じた。これで今回も6連勝賞はお預けとなった。次回例会(12月7日)は、6回分と、過去最大をさらに更新する六連勝賞がかかることになった。










第35回例会 8月4日(日)
三度続けて六連勝出ず

8月4日、高須道場内でもフル稼働するエアコンが効いていないかのような猛暑で、扇風機も全開で、対局カードが乱舞する状態だったが、それでも27人が参加して第35回例会が開催された。今回も奨励会から、村田楽奨励会初段、鷹取尚哉奨励会2級の指導参加があった。対局総数は81局。
上位陣では星の潰し合いが激しく、6連勝は今回も出ず、前々回、前回に続いてのキャリーオーバーとなった。次回、9月23日の例会は、4回分が積み重なった過去最大の六連勝賞がかかることになった。






第34回例会 7月21日(日)

7月21日、前日からの雨が降りしきり、注意報・警報に続いて広島市内には避難指示も出された区域もある中で、欠席を伝える電話も何本かあった。それでも、中には谷野道場に避難してきたような者もあり、参加者は次第に増えて、第34回目の竜王会例会は予定通り開催された。今回は奨励会から貫島永州三段、村田楽奨励会初段、鷹取尚哉奨励会2級の三人が揃っての指導参加を得、これに鍋谷太郎四段、新美慶剛四段、峰政浩実三段、河口修輝三段などの強豪と、7人の二段陣、清田陽平・篠原もも・川西彩遥・沖永遼馬・佃夏成・大島綾華・井上創介、2人の初段陣、藤本智也、西澤和真、級位者18人が挑戦する図式で総勢34人の激戦が行われ、対局総数は102局だった。
上位陣では星の潰し合いが激しく、6連勝は今回も出ず、前回に続いてのキャリーオーバーとなった。








第33回例会6月2日(日)

6月2日、第33回目の竜王会例会が30人参加で開催された。今回も奨励会から村田楽奨励会初段、鷹取尚哉奨励会2級の指導参加があった。さらに鳥取県からの塩見晴義五段に、峯政浩実三段、河口修輝三段などの強豪も顔を揃え、これに対し清田陽平二段、東岡拓海二段、篠原もも二段、石井萌夢二段、川西彩遥二段、沖永遼馬二段、佃夏成二段、大島綾華二段などの厚い二段陣が挑戦する例会となった。対局総数は90局となった。
板井志道初段が5勝して、前回の4勝と合わせて9勝して、二段に昇段を決めた。高野拓哉4級は4勝して、前回の2勝と合わせて6勝となって3級に昇級を決めた。
注目の6連勝賞は、今回は皆1敗以上を喫してキャリーオーバーすることになった。









第32回例会5月6日(日)

5月6日、第32回目の竜王会例会が34人の参加で開催された。奨励会から村田奨励会初段、鷹取奨励会2級の指導参加に加え、本池三段、峯政浩実三段、河口修輝三段などの強豪に、島根から馳せ参じた宮本二段、沖永二段、さらに篠原二段、石井二段、川西二段などの女流二段陣が挑戦する構図で、12時半から17時50分まで5時間あまりの熱戦を行った。指された将棋は合計でちょうど100局だった。
二回連続してキャリーオーバーしている6連勝賞の行方も一段と注目を集めたが、宮本二段が大いに力を発揮して6連勝を達成した。












遅刻規定の具体的運用について


竜王会規定には
「将棋センターの王将会と重複した場合、その選手は1時間以内の遅刻を認める。」
と規定しています。
その具体的な運用について、第31回例会より、以下のようにいたします。
(1)遅刻し第一局目の対局開始が午後1時半を超える選手(以下「遅刻選手」という)は、第六局目を対局することができない場合があることを予め了承願います。
(2)ただし、遅刻選手の第五局終了が、遅刻選手でない選手いずれか一人の第五局終了に追いついている場合には、第六局目を対局できます。


第31回例会4月21日(日)

4月21日、第31回目の竜王会例会が開催された。この日は、奨励会で入段したばかりの村田奨励会初段と、鷹取奨励会2級の二人が指導参加したのに加え、山内博文五段、横田淳史四段、鍋谷太郎四段、三浦信寿三段、峯政浩実三段、河口修輝三段などの強豪、そして新鋭の有段者、級位者が入り乱れて35人が参加、12時半から19時半までの7時間をかけて、合計105局の熱戦が展開された。
前回キャリーオーバーの6連勝賞の行方も注目された。3回戦終わった段階で無敗は、鍋谷太郎四段・松阪広夢二段・大島綾華初段・新畑平蔵3級の4人に絞られたが、星の潰し合いが激しく、6連勝賞は再びキャリーオーバーとなった。










第30回例会3月10日(日)

3月10日、第30回目の竜王会例会が32人参加で開催され、12時半から18時半までの6時間をかけて、合計96局の熱戦が展開された。この日も奨励会の鷹取2級の指導参加に加え、山内博文五段、峯政隆文四段、鍋谷太郎四段、峯政浩実三段、河口修輝三段など多くの有段者に、級位者も多数参加した。
残念ながら今回は、連勝者が早々と姿を消し6連勝賞はキャリーオーバーとなった。










第29回例会2月11日(月・祝)

2月11日、第29回目の竜王会例会が38人参加で開催され、12時半から20時15分までの8時間弱をかけて、合計114局の熱戦が展開された。この日も奨励会の村田楽1級・鷹取2級の指導参加に、多くの有段者会員が胸を借りることができた。
河口二段が指導の奨励会員村田・鷹取戦を含め6戦全勝を達成して、過去2回のキャリーオーバーを含む6連勝賞を獲得した。











第28回例会1月14日(日)

1月14日、新年第一回目の竜王会例会が30人参加で開催され、12時半から17時半までの5時間で合計90局の熱戦が展開された。この日も奨励会の村田楽1級・鷹取2級の指導参加に、多くの有段者会員が胸を借りることができた。
峯政三段は冒頭より快調に飛ばしたが、惜しくも6連勝は成らず、6連勝賞はまたも繰越しとなった。次回は過去最高タイの3回分のキャリーオーバーとなる。 この日、会場にひょっこり山口三段が顔を見せ、懐かしく声を交わしあった。







第27回例会11月18日(日)

11月18日、秋も深まり、大歳神社の銀杏も黄色く色づいていましたが、高須道場には、奨励会の村田楽1級・鷹取2級の指導参加に、森本四段、国広四段、峯政三段ら強豪も参加。島根からの宮本二段に、川西・石井の新二段も参戦して、熱い戦いが繰り広げられた。
児玉洸斗4級が第1局目から5局勝ち続け、6局目で村田奨励会1級との二枚落ち戦に挑んだが、惜しくも敗れ、6連勝達成は成らず、6連勝賞は次回に繰越すことになった。








ツノ銀中飛車で村田奨励会1級に果敢に挑んだ児玉4級。



第26回例会10月7日(日)

米子から塩見五段、庄原から上原四段など、各地から馳せ参じた強豪と若手、高校生、小中学生が31人。93局の熱戦をたたかいました。激戦を勝ち抜いて見事全勝を果たしたのは小畑悠太朗四段。キャリーオーバーが続いて3回分に膨らんだご褒美を獲得しました。







第25回例会9月17日(月・祝)

ようやく涼しくなってきた17日、指導のために駆けつけた村田楽奨励会1級と鷹取尚弥奨励会3級を含む35人が参加して熱い戦いを103局。しかし、奨励会員を除き6連勝はまたも出ず、2回連続の「お預け」となりました。







第24回例会 8月11日(土・祝)

8月も猛暑が続いていますが、8月11日(土・祝)は、中国名人戦挑戦者決定大会を終えたばかりの塩見五段をはじめとした強豪から、日々成長著しいちびっこ棋士まで、指導参加の奨励会貫島三段を含めると総勢28人が参加、気温に負けない熱戦続きとなりました。成績の方は、挑戦してくる6人を全て退けた貫島三段を除けば6連勝は出ず、6連勝賞は次回にキャリーオーバーです。








第23回例会 7月8日(日)、熊谷安剛四段が6連勝達成


週末から凄まじい豪雨により、西日本一帯で大災害が発生しました。交通機関もマヒ状態で、竜王会例会に参加できないとの連絡も続々と入りました。それでも、岩国から熊谷四段、三次から国広四段など、26人が参加して第23回例会が行われました。今回は村田楽奨励会4級の指導参加を得て、12時半から6時過ぎまで各6局ずつの78局を戦い抜きました。
二回連続で6連勝が出ておらず今回はキャリーオーバー分含めて3回分と重くなった6連勝賞でしたが、熊谷四段がアマ名人戦山口県代表になった勢いそのままに見事6連勝を達成しました。






熊谷四段、第6局目は4勝1敗の越智三段に香を引いて対戦。中盤のねじり合いを制して6連勝達成。


第22回例会 6月2日(土)、2回連続のキャリーオーバーの6連勝賞


6月2日の土曜日、第22回例会が行われました。遠くは鳥取県から山陰名人の塩見五段や庄原から上原四段、大竹から峯政四段・峯政三段のご兄弟など強豪を含め、29人が参加しました。今回は村田楽奨励会1級の指導参加を得て、12時半から6時50分まで各6局ずつの87局を戦いました。
後進の育成に熱心な強豪の方も少なくなく、峯政四段から子ども教室で苦労されている話があったかと思うと、塩見五段からは米子将棋研究会の合宿(下に案内の写真を掲載しています)が紹介されました。
今回の例会は、激戦の中で星の潰し合いとなり、竜王会会員の中では6連勝者は出ず、前回に続いてのキャリーオーバーとなりました。次回の表彰はは3回分と重くなってきました。


石井初段、住田二段に平手で挑戦し、敗れる。

篠原二段、峯政三段に平手で挑戦。健闘するも一歩及ばず

大島初段は峯政四段に平手で挑戦し勝利

塩見五段に上原四段 強豪の激突

村田奨励会1級に飛香落で挑戦する川西1級

玉頭から反攻され、少し苦しくなった下手

米子将棋研究会合宿の案内チラシ

大詰め、最終の第6局も熱戦になった


第21回例会 5月6日(日)、6連勝賞はキャリーオーバー


大型連休の最終日、5月6日、第21回例会が行われました。今回は鷹取尚弥奨励会4級の指導参加を得て、31人が12時半から6時50分まで各6局ずつの93局の熱戦を繰り広げました。
住田二段、藤本1級、井上1級、沖永2級と、指導の鷹取四段格が2連勝スタートし、その中で井上1級が4連勝まで連勝を伸ばしましたが、5局目、この日6勝した鷹取四段格との飛香落戦に敗れ、6連勝賞はキャリーオーバーとなりました。
鷹取奨励会4級には例会の対局以外にも石井和1級との二枚落戦などの指導対局に気軽に応じてもらいました。


竜王会第20回例会 4月14日


4月14日(土)、午後0時半から第20回例会が行われました。参加した選手は広島県内だけでなく、遠くは西宮市、岡山市、鳥取市、米子市からも。指導参加の貫島奨励会三段も駆けつけ、合計で37人が夕方7時前まで108局の熱戦を展開しました。
前回はキャリーオーバーとなった6連勝賞は、西宮から参加の横田四段が激戦を勝ち抜いて獲得しました。


竜王会第19回例会


3月4日(日)、午後0時半から第19回例会が行われ、指導参加の村田奨励会2級・鷹取奨励会4級も含め、35人が参加、夕方7時前まで全部で105局の熱戦が繰り広げました。島根県から岡本二段、岡山県から参加の栄徳三段の姿もありました。
毎回欠かさず参加して、2回連続して3勝してきた岡本直希3級は、この日5連勝と一気に爆発、6回戦は同じく5連勝の村田楽奨励会2級に二枚落ちで挑戦しました。戦いが始まるや上手陣に襲い掛かり、上手玉を力強く追い込みましたが、上手の懐の深い指し回しに、惜しくも勝利を逃し、6連勝はなりませんでした。6連勝賞は次回にキャリーオーバーしました。
岡本3級は6連勝は逃したものの2級に昇級を果たしました。


竜王会第18回例会


2月18日(日)、午後0時半から第18回例会が行われ、植田四段、国広四段、鳥取から駆けつけた塩見五段や林原三段などの強豪だけでなく、明日の“藤井聡太”を目指す豆棋士など、総勢33人が参加しました。全部で98局の熱戦が展開された結果、今回は6連勝が出ました。
第1回戦で植田四段を破った林原三段と、第5回戦で塩見五段を破った見正3級が、第6回戦で5連勝同士で激突しました。林原三段の飛香落の一局は、双方実力を発揮しての大熱戦となりましたが、林原三段が終盤の“一日の長”を発揮、見事6連勝を達成、前回のキャリーオーバー分も含む6連勝賞を獲得しました。

竜王会第17回例会


1月14日(日)、午後0時半から第17回例会が行われ、30人が参加、88局の熱戦を展開しました。
見正4級が4連勝同士で三浦三段と激突(三浦三段の二枚落ち)、これに勝利し、鷹取奨励会4級の指導(二枚落ち)を受けました。残念ながら敗れ、今回は6連勝賞は出ず、次回にキャリーオーバーしました。

竜王会第16回例会


12月23日(土・祝)、午後0時半から第16回例会が行われ、36人が参加、106局の熱戦を展開しました。
今回は各地から集まった強豪が揃い、一段と高いレベルの例会となりました。6連勝のご褒美も過去3回のキャリーオーバーを経て今回は4回分に膨れ上がった中、6連勝の行方が注目されました。団子状態の四段強豪グループでただひとり4連勝で抜け出した熊谷安剛四段と瞬く間に5連勝した沖永遼馬5級が激突しましたが、桂馬を巧みに操って上手陣の金を攻略した沖永5級が、熊谷玉を切れ味鋭く寄せ切って4例会振りの6連勝を達成しました。


竜王会規定の一部改定


竜王会参加者の棋力レベルの向上のため、竜王会に加入することは難しくても年に1回程度なら竜王会例会に参加できるという選手にも参加の道を開くため、竜王会規定の一部を改定し、非会員参加費を新たに設けました。
詳しくは竜王会規定のページをご覧下さい。



竜王会第15回例会


11月5日(日)、午後0時半から第15回例会が行われ、竜王会員38人に、指導参加の奨励会員2人と合わせて40人が熱戦を116局たたかいました。116局というのは昨年の11月6日の120局に次ぐ過去2番目の対局数でした。
【今回も6連勝はありませんでした。ご褒美はまたもお預け・キャリーオーバーで、次回の6連勝賞は4回分となります。】
塩見五段、惜しくも6連勝逃す

竜王会第14回例会


10月9日(月祝)、午後0時半から竜王会の第14回例会が行われ、竜王会員33人に、指導のためゲスト参加して頂いた奨励会員2人と合わせて35人が熱戦を105局たたかいました。
【今回も6連勝はありませんでした。ご褒美はまたもお預け・キャリーオーバーで、次回の6連勝賞は3回分となります。】

竜王会第13回例会


9月10日(日)、午後0時半から竜王会の第13回例会が行われ、遠くは鳥取県米子から塩見五段、山口県岩国から熊谷四段を含め、竜王会員33人が駆けつけ、指導のためゲスト参加して頂いた奨励会員2人と合わせて35人が熱戦を105局たたかいました。最後の対局は午後6時10分に終了しました。
竜王会員では5回戦終了時に井上創介2級が5連勝していましたが、6連勝は成らず、6連勝賞は次回にキャリーオーバーとなりました。【今回は奨励会員含めて6連勝はありませんでしたが、奨励会員の成績にかかわらず6連勝賞は竜王会員の6連勝が出るまでキャリーオーバーすることになっています】

10日の朝焼け

石井和4級・執行3級(香落)

熊谷四段・村田奨励会3級

小方二段(香落)・吉川陽初段

山ア1級(香落)・石井萌2級

井上2級・西初段(角落) 井上勝って3連勝

岡本3級(香落)・原田4級

塩見五段・熊谷四段




竜王会第12回例会


 


8月6日(日)、ヒロシマの原爆から72年周年の日、高須道場では竜王会の第12回例会を行い、36人が参加し、熱戦を108局たたかいました。
注目の6連勝賞は貫島が獲得、昇級者は3人でした。



竜王会第11回例会


 
 

7月16日(日)、大変蒸し暑い日曜日でしたが、アマ竜王戦全国大会で活躍した大岩駿介氏ら新顔4人を含む28人が参加して、第11回例会を行い、蒸し暑さも忘れる82局の熱戦が午後7時頃まで展開されました。
注目の6連勝賞は大岩氏が獲得、昇級者は2人でした。



竜王会第十回例会


 

6月4日(日)、外はからりと晴れた日曜日、30人が参加して、第十回例会を行い、90局の熱戦が午後7時頃まで展開されました。
貫島が前回に続き6連勝を達成した他、3人の昇級者が出ました。



竜王会第九回例会


 

5月21日(日)、少し汗ばむような陽気の中、34人が参加して、第九回例会を行い、2回続きのキャリーオーバーの6連勝賞を目指して熱いたたかいが102局、展開されました。
12時半過ぎに対局が始まり、102局目が終わったのが夕方6時半。張り詰めた空気が解けました。



竜王会第八回例会


 

4月2日(日)、33人が参加して、第八回例会を行い、前回キャリーオーバーの6連勝賞を目指して熱い101局のたたかいが繰り広げられました。
この日連勝を続けた東岡初段は、同じく連勝の三浦三段に角落ちの手合いで挑戦、下手東岡が見事に勝利して唯一人5連勝。(写真左がその投了場面)

6連勝が見えてきた東岡初段、最終戦は4勝1敗の河口二段とあたりました。左香を落とした上手河口は四間飛車で玉を穴熊で固める作戦。(写真右)
上手はその後飛車を向飛車に展開。飛車交換となり、互いに相手陣に飛車を打ち込み合いましたが、上手の香落ちの弱点が表面化せず逆に玉の固さが生きる将棋となって、上手が先に攻めの緒をつかみ、そのまま手堅く寄せ切って勝利。東岡の6連勝は成りませんでした。

下の図はその終局28手前の局面。上手がズシリと△7九金と打ったのに対し、下手▲9八馬と逃げたところ。ここで上手は一旦6七成銀の開き王手を狙い、6八の成銀をつかみかけましたが、その後の7九玉7七成銀の展開に自信が持てず、小考、結局△5七竜と自重。▲8九桂の補強にも△5六歩と角筋を消し、以下確実に寄せて行きました。下手、そのあたりから冷酷にも秒読みになりましたが、一矢報いんと▲5三歩と垂らし、それを成るなど、最後まで勝負を捨てず、20手以上奮戦し玉は7五の位置まで逃げましたがついに寄せきられ、6連勝賞は2回連続のキャリーオーバーとなりました。次回は3回分となります。




第九回例会は5月21日(日)です。



竜王会第七回例会


2月26日(日)、気温は低めでしたが、暖かい対局場に36人が集まり、第七回の例会を行いました。この日戦われた熱戦は全部で105局。
6連勝はなく、ご褒美は次回にキャリーオーバーしました。




第八回例会は4月2日(日)に再変更になっています。お間違えなきようお願いします。


竜王会規定の一部改定


1月23日(日)、幹事会で竜王会規定の一部改定を行いました。
入会資格を5級以上としていますが、「原則として」を書き加え、柔軟な運用を可能としました。
継続参加できるかどうかわからないが1回だけ例会に参加してみようという場合お試し入会ができるようになりました。お試し入会費500円と例会参加費でお試し入会できます。参加者をおおいに誘ってください。
また、できるだけ早く競技を終了するために、開始時間をさらに30分繰り上げ、12時30分とすることになりました。(将棋センター王将会と重なった選手の1時間程度の遅刻を認める例外つき)
詳しくは竜王会規定をご覧下さい。

竜王会第六回例会


1月15日(日)、前日からの雪はさらに降り続き、例会開催を危ぶむ声も出ましたが、「梅雨に雨が降るように、冬には雪も降る。雨や雪が降るたびに中止していたのでは年会費を払って頂いている会員に申し訳が立たない」と、通常通り開催するつもりで待ちました。雪はまれに見る大雪となって交通機関にも影響が出ましたが、昼を過ぎたあたりから、続々と選手が集まり始め、結局27人の参加でした。前日までの参加予定は42人でしたので、大雪の影響で大きく減りましたが、それでも例会は開催できました。
競技は熱戦続きとなりました。




竜王会第五回例会


12月4日(日)、38人が参加して竜王会第五回例会が行われました。
この日は九州から城戸五段が初登場となるなど、強豪がひしめいて内容も大いに盛り上がりました。結局、村田楽が見事6連勝を果たしました。
右の写真の盤面は、第6局目、5連勝同士で6連勝をかけて激突の村田楽(右)対佃夏成3級(左)戦(二枚落ち)です。
△4四桂に▲5五金と金を上がったのに対し、村田△6九飛と打ち込んで下手の劣勢がはっきりしました。下手、銀取りを防ぐ▲6八銀打ちも、△5七銀▲4九玉△3六桂▲3七銀と防戦一方となってしまいました。
この後、ほどなく下手は投了になりました。



竜王会第四回例会


11月6日(日)、41人が参加して竜王会第四回例会が行われました。
貫島が6連勝を果たしました。
下の写真は、この日5連勝で既に次回からの1級昇級を確実にしている藤本智也2級との第6局二枚落ち戦。最近急速に棋力を上げてきている藤本、快調に攻めかかりました。この猛攻に対して貫島は決め手を与えない指し回しで最後は藤本の指し切りに導き藤本の6連勝を阻止しました。
藤本にとってはまたとない勉強になったようです。




竜王会第三回例会


10月9日(日)、32人が参加して竜王会第三回例会が行われました。
鷹取が上原ら強豪を次々に打ち破り、6連勝を果たしました。竜王会発足後2回続けて6連勝は出ませんでしたが、三回目にして初めての6連勝者の誕生です。
6回戦の相手は、この日も4勝1敗と好調で、「6連勝阻止請負人」を自称する住田二段。住田は、対鷹取戦は香を落としてもらうのが本来の手合いのところ、敢えて平手戦を挑んだ(今回からの規定改定により、下手が特に希望する場合は手合いを下手に厳しく変更することが可能になった)。曰く「平手の方が勝てる気がする」と。
将棋は相矢倉のがっぷり四つに組み上がったと思ったのも束の間、住田が仕掛け、鷹取玉を急襲した。大駒を切って捨て、猛攻をつないでつないで鷹取玉にグイグイ迫りました。鷹取、これをしのいでしのいで際どくしのぎ切りました。
この日、竜王会新規入会が4人あり、竜王会の会員数は54人になりました。


珍事発生
熱戦が終わって午後7時ころ、帰ろうとしたS本が玄関で「靴が見当たらない」と叫ぶ。下駄箱には13足の靴が並んでおり、道場に残っている人数も13人。ピッタリ合っていた。それらの靴を持ち主と照合、1足持ち主不明の靴があった。しかし、サイズは25.5cmで、S本の足より小さい。はて?
珍事発生である。




竜王会規定の一部改定


9月19日(日)、幹事会で竜王会規定の一部改定を行いました。
手合い割りについて、段位差があってもすべて平手としていた段位を、三段以上から四段以上に改めました。同時に、すべての段級位について、下手が特に希望する場合に限り、定められた手合いよりしも手により厳しい手合いを選ぶことも可能としました。
また、できるだけ早く競技を終了するために、開始時間を30分繰り上げ、13時とすることになりました。(将棋センター王将会と重なった選手の30分以内の遅刻を認める例外つき)
詳しくは竜王会規定をご覧下さい。

竜王会第二回例会


9月11日(日)、33人が参加して竜王会第二回例会が行われました。
強豪がひしめく中での、ハイレベルな激戦の連続を堪能できたようです。
みんな、盤に向かえばいつも真剣に指してはいるのですが、その集中度はこの日、いつもよりさらに増していました。しっかり集中しての対局が棋力をさらに引き上げてくれることが期待されます。それこそ、竜王会創設の目的です。
織田4級が5連勝して健闘しましたが、後一局を残して4勝をしていた立神二段(飛香落)との最終戦に臨みましたが、惜しくも敗れ、今回も6連勝者はありませんでした。
この日、竜王会新規入会が14人あり、竜王会の会員数は50人になりました。





竜王会発足


7月31日(日)、36人が参加して竜王会が発足し、さっそく第一回例会が行われました。
最も注目されたのは誰が6連勝するかでした。
4回戦が終わった段階で4戦全勝者は、熊谷四段、住田二段、篠原初段の三人になっていました。
熊谷四段と住田二段の全勝対決は、熊谷四段の角落ち戦でした。これに勝った住田二段、ただ一人の5連勝となって、最終局藤岡二段との平手戦に6連勝がかかりました。



住田二段が先手で居飛車、後手の藤岡二段は中飛車作戦。住田二段は2枚の銀を五段目に繰り出し、飛車も5筋に回ってのびのびとした陣形で作戦勝ちとなりました。
苦しくなった藤岡二段、ジリ貧を嫌って5筋から金損覚悟の荒捌きに出、せめて勝負形に持ち込もうと5筋に垂れ歩を打ちました。
後手の苦し紛れの指し回しに自然に応じて優勢を確保した住田二段、この小さな火種を消して“完封”勝ちを狙いましたが、必死に食らいつく藤岡二段により、火種は意外に消えず、やがて小さなボヤになり、ついにもう消せない火事になって、形勢は逆転。
一旦捕まったかに見えた6連勝賞金は、スルリと手をかいくぐり、羽が生えたように飛んで行ってしまいました。次回のお楽しみです。



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